野鳥の撮影で重要なことの一つは、個体を素早くファインダーに捕らえることです。雲台は、そのために重要な役割を果たします。理想的な雲台は、超望遠レンズを上下左右にスムーズに動き、個体をとらえた状態でピタッと止まってくれることです。ジンバルヘッドの雲台は、これが出来るのです。
これまで、マンフロットの#501(ビデオ撮影用雲台)を使用していましたが、調子が悪くなったので買い換えを検討し、ベンロの GH-2 を導入しました。ジンバルヘッドは、ウインバリー社の雲台が有名なブランド商品ですが、高価でとても手が出ません。 GH-2 は中国製で、写真で見る限り、ウインバリーの雲台と形も重さも模造品と思えるほどそっくりなのです。まさに中国製らしい商品ですが、値段は約半額です。
試験的に使用した感じは、#501よりはかなり使い勝手はいいですね。水平移動が少し軽すぎる感じはしますが、動きはスムーズで任意の位置でピタッと止まってくれます(写真)。#501はちょっと油断すると、レンズがお辞儀をしたり仰向けになったりしましたが、これはなさそうです。また、二つのねじをしめれば、三脚ごと担いでも動きません(#501は少々堅く締めても動きました)。まずは使える雲台だと思います。

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