トルファン駅には夜行列車で早朝到着。ここから観光バスで、高昌故城、火焔山、ベゼクリク千仏洞、アスターナ古墳群、カレーズ、バザールの見学、さらに民芸品店など2カ所でショッピング、そしてその日の内にウルムチまで移動。なんと一日のバス総走行距離は約415Km の強行日程でした。
高昌故城
高昌故城は、1.5Km 四方の城壁に囲まれた独立国の城跡です。建材は乾燥煉瓦のようでかなり劣化しており歴史を感じます。中央付近の丸いドームの建物は、玄奘三蔵が立ち寄って講義をした場所といわれているそうです。小高い丘の上にあり、バス停からは往復ロバ車で行きましたが、このロバ車結構早かったです。
火焔山
「西遊記」の舞台で有名な火焔山。現地ガイドお奨めのスポットは山肌が赤く目を見張る絶景でした。車窓からの火焔山は山肌が陽炎のシワのようであり不思議な山でした。
ベゼクリク千仏洞
火焔山の中にある石窟群で、南北約400mに渡って57の石窟があります。見学したのは4窟でしたが、壁画のレベルは莫高窟より劣るとのことでした。いずれも探検隊にはぎ取られた痕が生々しく、紅衛兵が塗りたくった泥水のあとも残っており、かなり荒らされていました。
アスターナ古墳群
6~7世紀に繁栄した高昌国時代の貴族の古墳群で、その数は数百にも及ぶそうです。古墳の中
に2体のミイラが展示してありました。
カレーズ
天山山脈からの水が火焔山でせき止められて地下貯水池となっており、この水を井戸と井戸をつないだ地下水路でトルファンの町に導いているそうです。井戸の数は約1000カ所以上あるとのことで、トルファンの生命線。
トルファンのバザール見学
地元の人が食品や日常品を買いに来る商店街。オシャレに着飾った多くの人々が買い物に来ていました。一言声をかけて撮影しましたが、快く撮影に応じてくれました。