阿武山地震観測所と今城塚古墳を訪ねる (高槻市)
◆ 実施日 :2018年6月27日(水) ◆天気 :晴後曇
◆ コース :JR摂津富田 ⇒ 今城塚古墳 ⇒ バス停 → 阿武山地震観測所 → 阿武山古墳 → バス停 ⇒ JR摂津富田
◆ 懇親会 :JR高槻駅前駅前「おだいどこ」
◆ 参加人数 :16名
今回は、阿武山地震観測所と今城塚古墳を見学してきました。最初に訪れた今城塚古代博物館が臨時休館となっていたので、今城塚古墳については、リーダーの中島さんが詳しく説明してくれました。今城塚古墳は、第26代継体天皇の真の陵墓と言われていますが、宮内庁は1.3Km離れている茨木市の太田茶臼山古墳を指定しており、未だにしぶっているとのこと。前方後円墳で全長190mの墳丘の周囲に二重の壕がめぐり、国の史跡に指定されています。また日本最大の形象埴輪群が発見され埴輪祭祀場が再現され、古墳公園として解放されていました。
阿武山地震観測所は、1930年(昭和5年)に開設された京大の研究施設として、地震観測の最先端を担ってきた観測所です。いまは現役を終えた各種の地震計が展示されており、地震計の博物館のようでした。なお、すぐ近くに阿武山古墳がありここも見学しました。
今城塚古墳
摂津富田のバス停でコースの説明 中島さんから、今城塚古墳の説明を受ける
埴輪祭祀場にて 沢山の模型の埴輪があり、手前半分は幼児の人気の遊び場とのこと。
今城塚古墳 内堀の中が古墳。古墳公園として、この中が歩けるのも珍しい。
阿武山地震観測へ向かう厳しい通(近道) ~ 大和バス停から自動車道を歩くと約40分、この近道だと15分とのことでこちらを選んだ。しかし156段の長い階段と、急な坂道のけもの道かなりキツかった。~
足の衰えを実感した156段の階段 急な坂道のけもの道の入口
阿武山地震観測所
大阪北部地震の後なので見学を躊躇したが、ほとんど被害はなかったようで、予約していた見学日は通常通り行っているとのことだったので決行されました。
まず、島観測所及び地震計の歴史等の説明を受け、2班は西館の屋上で大阪平野を眺める(かなり霞んでいた)
地震計等の見学
100年前の傾斜計 「フーコーの振り子」(地球自転の検証)
各種地震計
各種地震計が、観測されていた状態で陳列されていた。勿論、最新の地震計もありました。
ギリシャ風の玄関 全体にモダンな建物です。
阿武山古墳
阿武山古墳は、1934年(昭和9年)、地震観測所の施設拡張工事のさいに偶然発見されたとのこと。たて穴式の古墳で、X線撮影等から藤原鎌足の墓である説が有力だそうです。ただ、調査について考古学者等との対立があり、不十分なまま元に埋め戻されたそうです。
古墳後には樫の木が植えられていました